

「トラックマネージャー」を利用中の千南商事様に対し、試験的に「修理データ分析レポート」の提供を開始しました。133台の膨大な車両コストが可視化されたことで、直感に頼らない最適な車両入替時期の判断が可能になりました。また、正確な原価算出により運賃交渉の説得力が向上。集計作業の負担が減り、浮いた時間を収益改善に向けた「思考」に充てるなど、データに基づく経営判断を加速させています。
弊社では、トラックマネージャーをより業務改善にご活用いただく一環として、システム導入済みのお客様を対象に、車両データに基づく修理データ分析レポートの提供を試験的に開始いたしました。
本レポートは、日々トラックマネージャーに蓄積される修理履歴や検査記録などのデータを基に、車両の入れ替えやコスト管理の判断材料としてご活用いただける内容となっています。
システムを導入いただくだけでなく、その後のデータ活用まで一貫してご支援することで、運行効率やコスト削減といった経営レベルでの意思決定を後押しする取り組みです。
今回は、実際に分析レポートをご活用いただいた千南商事株式会社様に、レポートを通じた取り組みやその効果についてお話を伺いました。
ユーザープロフィール:
千南商事株式会社(以下、千南商事)
1947年創業。本社を千葉市中央区に構え一般貨物運送業とアパレルOEMを手がける。トレーラー、タンクローリーなど大型車を10種類以上保有し、2024年4月現在保有車両133台。貸切・混載・軽貨物配送など多様なニーズに対応。安全第一を理念に掲げ、2008年には全日本トラック協会の「Gマーク」優良事業所認定を取得。ドライブレコーダーやタイヤ空気圧自動管理システムなどの設備を導入し、ドライバー教育にも注力しています。さらに、SDGs推進やBリーグスポンサーなどの社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
2021年4月より「トラックマネージャー」を導入。
お話を伺った方:
千南商事株式会社
代表取締役社長 石橋 一寛 様

忙しい合間を縫って、丁寧にお話しいただいた石橋様
—— お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。本日はトラックマネージャーを活用した修理データ分析レポートの使用感についてお伺いできればと思いますが、まず初めにトラックマネージャーの導入経緯について少しお聞きしたいです。
石橋様:当時は車両管理をExcelで運用していましたが、車両の台数も増えてきて、車両の整備状況や費用も可視化しないと管理しきれなくなっていました。その点を解消できるようなシステムを探して、トラックマネージャーを採用しました。
—— どのような点に着目されてご採用を決められたのでしょうか。
石橋様:まずはクラウド型のサービスであるところですね。入力担当者も複数人おりますし、どこからでも同じ情報にアクセスする仕組みが良かった。そこからインターネットなどで情報収集して色々なメーカーさんを見たりしましたが、親交のある会社さんからトラックマネージャーのお話を聞いたので、それなら安心かなと。使い始めて4年くらい経ちますけど、便利に使わせてもらっていますよ。
—— お役に立てているようで安心いたしました。さらに価値あるご提案ができるよう取り組んでまいります!
—— 今回の修理データ分析レポートは、御社のようにトラックマネージャーを既にご利用いただいているユーザー様へご提案させていただいたものですが、率直にこの取り組みをお聞きになっていかがでしたか?
石橋様:すごく良いなと思いましたよ。トラックマネージャーへの入力はできていますが、そこから色々な数字を出力してレポート化しようとするとどうしても時間がかかってしまうので。
—— 車両の台数が多いですし、車両ごとのコスト感を把握するのはご負担が大きそうです。
石橋様:同じ車でも壊れる度合いが違ったりしていましたし、肌感ではコスト意識もできていましたが、今130台ありますからね。もう人力ではナンバーも覚えきれないです(笑)。数字で修理費用や整備情報が出力されることで、客観的な判断ができるので大変助かりました。
—— レポートに加え、弊社からの考察も併せてご提案させていただきました。
石橋様:そちらも助かりましたね。今まさに新車のオーダーが終わって、今後どのようなスケジュールで入れ替えていこうかという仕込みをしている最中ですが、その際に活用させてもらっています。昨今、車両のオーダーをかけてから納車までの期間がどんどん伸びていて、半年くらいかかりますよね。その間に車両が足りなくなってしまっても困りますし、しっかりと計画を立てていかないといけません。「この車種は何年目を目途に売却すると良いかもしれない」など、データに基づいた考察をいただけることで、良い判断材料になっているかなと思います。
—— ありがとうございます。車種も豊富にお持ちですので、その点の管理面を踏まえてお役に立てていれば嬉しいです!
石橋様:当社の強みの一つとして、フリーで動かせる車種が豊富という点があります。燃料や修理など様々なコストを意識しながら、その車両たちをうまく動かして利益を上げていかなければなりません。そういった計画立てにも参考にできると感じましたね。
石橋様からは、弊社よりご提供した修理データ分析レポートについてご好評をいただくことができました。単にデータを可視化するだけでなく、弊社スタッフによる考察を添えることで、具体的な意思決定に活かせる内容となっています。


実際の分析レポート画面(数値はサンプルです)弊社スタッフによる考察を添えてお渡ししています
千南商事では現在、「車両修繕費を売上の5%以内に抑える」ことを経営目標の一つとして掲げています。この目標に対し、かつては直感や経験値で“高い・安い”を判断していた場面もありましたが、レポートを参照いただくことで、「どの車種が突出して修繕費を押し上げているのか」「その修繕内容は定期点検で予防できたものか」などをスムーズに把握できるようになりました。
たとえば、ある車両で頻繁に起きていた故障パターンに気づき、メンテナンススケジュールの見直しを図ったり、年式や走行距離に対して修繕費が急激に増えている車両については計画的な入れ替えを検討したりするなど、数字に裏付けされた対策が可能になっています。
—— 当レポートを社内共有いただいたことで、業務にどのような変化がありましたか?
石橋様:当初はレポートという形で資料を作成できていなかったので、そこが見える化できたという所は大きかったと思います。今までも、入力された修理コストを見て、いきなり価格が跳ね上がっていたりしたら「あれ?」と気づきますが、車両ごとの傾向など細かいところまでは見きれていませんでした。そうした細かい変化を集約した材料があらかじめ手元にあることで、”作業”の時間を”思考”の時間につかえますからね。
—— まとめや集計という業務はどうしても時間がかかってしまいますよね。ご多忙の中そういった作業にお時間を使うのは難しいと思います。実際にレポートの数字を業務でお使いいただいた場面などありますか?
石橋様:運賃交渉の際に使ったりします。1kmあたりのコストを算出して運賃交渉ができたりと、説得力のある根拠が出せるのは良いですよね。スポット案件の収益性を見ていくなかで、見積もりの材料が増えるのは良いことだと思います。
—— 案件獲得のお力添えとなっているようで嬉しく思います。
石橋様:最近では標準運賃を基にした見積もりを作成する場合もありますが、実勢との乖離が起きる場合もあります。トラックマネージャーでコストを基にした運賃見積を自動計算してくれるともっと便利なのですが(笑)。スポット案件は、今後への投資と判断して赤字でも受けざるを得ないものもあったりしますので、単価を向上させていくために力強く交渉することが重要です。
—— 機能面でもさらにご支援できるよう努めてまいります!
日々の業務における「収益改善のためのツール」としてレポートを活用いただきました。今後は単なる帳票ではなく“攻めの経営”を支える存在となるよう、弊社としても支援を続けてまいります。
千南商事では、将来的に車両台数を150台規模にまで拡大していく構想を掲げており、その実現に向けて、日々の業務の中で着実に経営改善に取り組まれています。根拠ある数字を基に判断し、戦略的に事業を前に進めていくその姿勢は、まさに時代に即した強い経営を実践されている企業のひとつと言えるでしょう。

—— 今回ご提出させていただいたレポートの内容に加えて、追加して欲しい項目などありますか?
石橋様:レポートの内容というより、トラックマネージャーへの機能追加という意味合いですが、今はメンテナンスの費用項目の中にリースも含まれますよね。リース分は別で入力できるようにしてもらえるともっと助かりますね。あと、タイヤに関してもリースの場合があるので、それもできるようになると良いと思います。
—— 詳細なご意見をいただきありがとうございます!今後の参考にさせていただきます。改めて、本レポートのご提案について率直なご感想をいただけますか?
石橋様:請求から運行管理までを一括で管理できるシステムはこれまでにもありましたけど、こうやってレポートという形でデータを読み解いてくれるサービスはあまり無いのではないでしょうか。しかも、保有台数に関係なくあらゆる運送会社で十分使えると思いますし、導入のハードルも低くて使いやすいと思います。
—— ご評価いただけたことを励みに、今後も尽力してまいります。本日はお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございました。
千南商事様の取り組みからは、数字に裏打ちされた意思決定と、現場に即した柔軟な対応力が一体となった、極めて実践的な経営姿勢が感じられました。
この度はご多用の中、貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました。
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