「ハコベルコネクトでペーパーレスと業務コスト削減に成功。業務の見える化によりスタッフの主体的向上」株式会社Mizkan Logitec

会社名
株式会社Mizkan Logitec
業種
食品製造
従業員数
従業員数 約 3,700名 内、国内社員数 2,084名(ミツカングループ全体 ※2022年4月1日時点)
所在地
愛知県半田市中村町2-6
ハコベル導入による成果 :

20〜30%のペーパーレスに成功し、情報がシステムに一元化されたことで業務の効率化が実現。また、輸配送業務の可視化・標準化が進んだことによってトラブルの未然防止につながり、手配漏れがゼロに。

発酵という自然の力を生かしたお酢作りから事業を始め、210余年もの間、変革と挑戦を積み重ねてきたミツカングループ。発売から50年以上愛され続けている「味ぽん」を始め、私たちの食卓を彩る商品を世界中に提供し続けています。人々のいのちと向き合い、おいしさと健康の一致を目指して「限りない品質向上による業績向上」を追求するミツカングループの国内物流を担うミツカンロジテックは、日本中に7拠点を構える物流センターにおいて、物流業務のDXと「紙」への依存という課題を抱えていました。電話やFAXでのやり取りが多く、担当者が現場にいないと業務が回らない属人的な状況が常態化していたのです。そこで2021年8月から一部の拠点でハコベルコネクトを導入し、活用し始めました。今回は、導入を決めた物流部長(当時)の緒方一厳様と、実際に運用を推進した美濃加茂物流センター主任(当時)の末永哲朗様に、物流業務の課題解決への効果とこれから実現したいことをお聞きしました。

ハコベルを選んだ理由
(1)クラウドの導入によりペーパーレスを実現できる
(2)取引先と自社が同じクラウドを使用することで、標準化を推進できる
(3)担当者のレスポンスが早く、疑問が生じてもすぐに解決できる


——貴社は、2021年8月末から美濃加茂物流センターでハコベルコネクトを活用した車両手配をスタートしました。ハコベルコネクトの導入以前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか。


物流部長(当時) 緒方様(以下、緒方):当社は7拠点の物流センターがあり、業務内容は同じなのですがセンターごとにプロセスが異なるなど、標準化がされていませんでした。また各運送会社さんとは電話やFAXによる帳票のやり取りをしていたため、とにかく紙が多かったのです。何かトラブルが起きた場合は、帳票を担当者が現場でチェックしなくてはならない状況で、業務が属人化していました。そこで業務の見える化とペーパーレスを目的に導入したのがハコベルコネクトです。導入は、検証に適した規模である美濃加茂物流センターからスタートし、その後は関西物流センター及び関西第二物流センターでも導入しています。ハコベルコネクトによりプロセス標準化の片鱗が見えつつあるので、いずれは7拠点の物流センターをいくつかに統合化するなどの考えも出てきています。

美濃加茂物流センター主任(当時) 末永様 (以下、末永):物流センターでは一つひとつの業務を一人で完結することはあまりありません。パーツを切り分けて複数人で取り組んでいるのですが、情報のやり取りは基本的に紙の帳票ベース。数日間は保管するので、センター内には紙が溢れかえっていました。また運送会社さんとのやり取りは電話かFAXが中心で、何か問題が起きると責任の所在がはっきりしないケースもありました。ハコベルコネクトの導入により「言った、言わない」がなくなったので、コミュニケーションは格段に良くなりましたね。


美濃加茂工場に併設する物流センターでの輸配送業務の様子



——取引先である各運送会社に新システムの導入を受け入れてもらうのは、難しかったのではないでしょうか?


末永:そうですね。当社と同様に、各運送会社さんはDXを駆使したオペレーションに完璧になじんでいるわけではないので、最初は戸惑いもあったかと思います。現場からすると既存のやり方で大きな問題があったわけではないところに新システムを導入したため、各運送会社さんからは「本当に導入するんですか?」と不安視する声も聞こえていたのです。しかし実際に導入してみると、クラウドサービスを使ったことがなかった方も感覚的に使えたようで、比較的スムーズに受け入れてもらうことができました。


——ハコベルコネクト導入による効果を教えてください。


末永:20〜30%のペーパーレスに成功し、情報がシステムに一元化されたことで業務の効率化が実現しています。以前は何かトラブルがあると担当者が帳票を調べて回答する流れでしたが、いまは「クラウドを見てください」と言えるんですね。最初こそ「紙を出さないと不安」という声が聞こえましたが、慣れてくるにつれ紙の発行も減少しました。また運送会社さんで受注が取れていない状態の場合でも「これ大丈夫?」などと事前に確認ができるため、トラブルの未然防止につながりました。その結果、導入以前は月一程度で発生していた手配漏れがゼロになり、その記録は今なお更新し続けています。

緒方:以前は配車業務の担当者は必ず物流センターにいる必要がありましたが、ハコベルコネクトの導入により本社からも作業できるようになりました。物理的にどこでも配送業務ができるようになったので、テレワークも推進できています。業務時間も1日1時間削減できるようになり、組織全体の生産性向上も実現しました。スタッフの意識も変わってきたように感じています。


——現場の方々の意識はどのように変わってきたのですか?


末永:主体性が増したように感じています。配車担当者以外にも積極的にハコベルコネクトを使ってもらうようにした結果、物流センターの配車手配状況の見える化に加え、業務の多能化にもつながりました。以前は一人で行っていた配車業務も、ハコベルコネクトを活用した業務の標準化が進みました。それにより、他の人でも代行できるようになるようになってきたことで、センター内で自然と「私、これやろうか」などとコミュニケーションが生まれるようになりました。みんなが助け合えるようになり、社内の雰囲気も良くなったように感じています。


ハコベルコネクト利用により配車手配状況の見える化に加え、業務の多能化につながった



——今後、ハコベルコネクトで実現できたら嬉しいことを教えてください。


緒方:物流センターには配車業務以外にも運賃の支払いなど、アナログで行われているものがたくさんあります。これらの効率化をハコベルコネクトで実現できると、汎用性がかなり向上するのではないでしょうか。

末永:ハコベルコネクトについて、運送会社さんなどからさまざまな問い合わせや相談を受けることがありますが、その内容をいちユーザーとしてハコベルさんに共有するようにしています。その他導入企業様においても同様な気付きがあると思いますのでそのような情報を吸い上げる仕組みが構築できればよいと思います。そうすることでたくさんのデータやノウハウがハコベルコネクトに蓄積され、何かの効率化やデータ活用方法の糸口になることを願っています。そのように考えるのは、ハコベルさんがいつもレスポンス早く対応してくれるからこそ。システムは1回導入するとリニューアルまでほとんどサポートがないことが多々あると思うのですが、ハコベルさんは相談すればすぐに「使い方の提案」や必要に応じて「機能の拡張」にも応えてくれます。だからこそ期待し、頼りにさせていただいています。

緒方:データ活用方法で言うと、積載率などが見れるようになれば得意先の物流改善に役立てられるのではないでしょうか。物流コストは年々上昇していますので、あらゆる数値を見える化して、車両を効率的に出せるようにできたら、当社はもちろん運送会社さんにとっても地球にとっても良いことだと思っています。ハコベルさんには本領域に関する実施について、具体的に相談に乗ってもらっています。これから本格化するべく動きながら、物流業界全体の生産性向上や課題解決にもつなげられたらと考えています。