2025年2月21日
2023年4月に施行された改正省エネ法では、太陽光電力や水素などの非化石エネルギーへの転換と総エネルギー量の合理化(削減)が盛り込まれました。背景には、世界的なエネルギー需要の逼迫、インフレや2050年カーボンニュートラル達成への対策があります。この改正によって、企業は非化石エネルギーの積極的な導入に加え、夜間や冬季などエネルギー供給の波に合わせて柔軟な電力需要の変動を実現する取り組みが求められています。本記事では、省エネ法改正の背景・目的と改正のポイントについて解説します。
省エネ法では、年間エネルギー使用量が1,500klを超える特定事業者や特定荷主に対して、毎年7月末日までの定期報告書の提出が義務付けられています。定期報告では、電力・ガス・燃料などのエネルギー使用量や省エネ活動の計画・実績などを所定の様式で提出することが求められます。本記事では、省エネ法で定められた定期報告の内容や準備、対応のためのポイントについて解説します。
2025年2月20日
電力などのエネルギー使用量が多い工場・事業者は、省エネ法の「特定事業者」の指定を受ける必要があります。省エネ法とは、事業者のエネルギー使用量を把握し、エネルギー消費量の削減を図るために制定された法律です。特定事業者にはエネルギーに関する管理者の選任やエネルギー使用量の中長期計画・定期報告などの義務が課されます。そのため、エネルギー使用量の可視化の仕組みや中長期的なエネルギー使用計画の策定などが必要となります。本記事では、省エネ法が定める特定事業者の条件や区分、課される義務や具体的な実施事項について解説します。